2014年 12月 08日
映画を借りたけれど… |
映画は心が温まるもような作品を見たいと思う。
人間とその未来に悲観的な私は見終わった後に
人間も未来もそんなに悪くはないかもしれない、と
思わせてくれるような映画が本当はみたい。
NETFLEXで契約時最初に選んでおいた貸しDVDが到着した。
今回は「5BROKEN CAMERAS」
様々な賞ももらっているドキュメンタリーだった。
イスラエルとの拮抗激しいパレスチナの人びとの日常生活を記録している。
結局最後まで見なかった…
映画の中の話ではなく現在進行形の話なのだ。
最後まで見ることが出来なかった。
隣の家族がドンドン自分の土地にブルトーザーで押し入ってきたとしたら?
何十年もそこで生活してきてオリーブの木も生えているというのに?
ユダヤ人たちのつらい歴史を理解したうえで
私は第2次大戦直後の地図よりも大幅に領土を広げたイスラエルに疑問を抱く。
宗教上の対立や民族問題や領土問題、様々な根深い問題が
第2次大戦の後あらたに生みだされてしまった。
記録をとろうとして5つもカメラを壊されたこの監督のような
庶民達の暮らしや人生を思うと胸が痛んで
見終わることができなかった。
あまりにつらい生活が世界中にありすぎる。
このブログではわたしは小さなカフェのキッチンから見たアメリカと
丘の上の森に囲まれた生活を記録しようと考えていた。
でもあまりにつらい非人間的な生活を強いられている人たちから
目をそらすことが出来ない。
でついこんな事を書いてしまう。
早々に2階に退散して電子本に逃げ込んだ。
by morigurasi
| 2014-12-08 09:56
| 生活