2016年 10月 24日
猫だって考える日曜日 |
日曜日の午前中が本当に私自身の時間だろう。
少ししっかりものを考えたり書いたりできるのはこの時間。
時々訪ねててぼんやりした私の脳みそに政治的な刺激をもらうebloさんのブログ記事に
あるブロガーが島袋文子さんや瀬戸内寂聴さんについて
*あんなふうになるなら長生きも考え物だ*みたいなことをかいたそうだ。
さて島袋文子さんは84歳で沖縄県、高江のアメリカ軍の海の埋め立てに命に代えてもきれいな海を守りたい、と反対している人。
瀬戸内寂聴さんは高名な小説家でずっと平和のために社会的な発言を続けている方。
どちらもとてもしっかりと高い精神性を持続しながらお年を重ねていらっしゃる。
全部が全部あんな風には年月を重ねていけない。
一人は無名な方でもう一方は世に名を知られた方という違いはあっても
どちらも高齢。意志表現がはっきり。行動力もある。
尊敬します。
で、ブログを書いた方はまだ若いのでしょうね。
あなた、とても精神性の高い、未来にも責任を持とうとする責任感のある年寄りにはなれないだろうから
おっしゃるように長生きしないでね。と言いたくなった。
日曜日に英国のBBC がヨーロッパからのニュースを伝える時間がある。
今日はシリアからの難民の話。
いつもくらいつらいニュースが多いのだけれどそれが世界が直面している現実だと思ってみている。
彼らは数少ないラッキーな難民の家族なのだがその息子がほかのシリア難民の若者と一緒に
女性を襲ったと訴えられた。
たぶん僕らが外国人だから...とその若者は無実を訴えていた。
正直そうな若者に見えた。
既に十二分な試練を受けてようやく国を逃げ出し(長男は逃げきれずにやがて殺されている)
家族と英国に住処を見つけても難民の若者たちには将来は見えてこない。
そんな不運な若者にさらに追い打ちをかけようとする人間たちがいる。
残念ながらどこにでもいる。
日本でも考えもなく、あるいは洗脳されてか氷山の一角の機動隊の差別発言。
極右の人間たち。あるいは極左も。あるいは全人類が憎みあうことが可能な生き物なのかもしれない。
これがいつも戻っていく私の思考回路。人間って?
人間以外の生物は生き残るための闘い以外には不必要に殺しあわない。
満腹のライオンはのんびりとシマウマの隣で寝そべっている。
私の日常は穏やかな静かな環境で飢えることもなく楽しみもありの恵まれた生活だ。
だから声高く吠えることはしないしできないのだけれど...
感謝して暮らしてる。
by morigurasi
| 2016-10-24 04:05
| 生活