2016年 09月 24日
イルカ漁は本当に必要? |
何度も論じられる和歌山の加太のイルカ狩り。
ブロガーさんのリンクで捕獲や殺戮の写真を見た。
本当に必要なの?港にはいってきたイルカの家族を毎年殺したり捕まえたりすることが?
反対意見を表明したケネディアメリカ大使は
伝統に口を出すな。お前たちだって牛を殺して食うじゃないか。とたたかれた。
その昔、人々はイルカの生態を知らなかった。ただ大きな魚に見えたことだろう。
自分たちの港に来てくれるイルカは大漁を保証してくれた。
誰かが始めて人々が続けて長い年月が経てばそれが伝統となる。
じゃあ新しい伝統を作ればいいじゃないか。
港に毎年やってくる(たぶん餌を追いかけて?)イルカをやさしく迎えて
もしお金がほしいのならイルカ祭りとでも称して観光客を集めればいい。
血まみれの殺戮伝統よりずっと素敵じゃありませんか。
伝統はそれが生まれたときの必然性が薄れれば変わっていかざるを得ない。
あるいは意味を失って形骸化せざるを得ない。
歴史的な遺産として形式だけでも残そうと後の時代の人々が努力して
残っている祭りや行事はたくさんある。
それらを見たり参加したりは現代の私たち。
その違いを分かったうえで伝統というものを取捨選択してもいいのでは。
イルカを食べなくても生きられる...クジラも...。
by morigurasi
| 2016-09-24 23:16
| 生活